2024年6月に発売された 行正り香さんの「人生を変えるリノベーション」、読みました。
日頃、インテリアと断捨離にまつわる記事を読んだりするせいで、私の使うPCにはその手の記事がアナウンスされます。PCを立ち上げてネットを開くとぽこぽこっと画面に湧いてきます。
何度か「人生を変えるリノベーション」から抜粋された記事を見かけて、あー読んでみたいなって気になってました。
行正り香さんは、とてもきれいな方です。あーこんなふうになりたい。と思える、素敵な女性です。 著書は何冊か読みました。図書館で借りて読んだり美容院の待合スペースなどでも置かれていたりで、ワインや料理レシピに、おすすめの音楽など心地よいものをいつも提案してくださって、お名前は存じておりました。
で、今回の「人生を変えるリノベーション」は定価2,640円でして。正直、高いと思いました。近くの書店に寄って実際の本を開いてから、買うかどうか決めたかったのですが在庫がなく・・・。
結局、Amazonで買いました。
「人生を変える」て言われたら。変えたい私としましては、買っちゃうわけです。
楽しみにしてました。だって、「残りの人生を、どんな住まいで、どう暮らしたいですか?」って。 深く掘り下げて、自分の住まいを考えたい。そんな覚悟で本を購入したわけです。リノベーションする予定はなかったけれど。
で、読んで驚きました。
・・・ たかっ・・。
声が出ました。はい。本そのものの単価も高めですが、それよりも。 こちらのペンダントライトが随所に出てくるわけです。行正さんのリノベーションでは。ええ。
「しゅてき・・。」と思って調べたら何百万もするんです。ニセモノのお安いものもありますが。
何百万。
えっ・・何百万。
ペンダントライトだけでなく、すべてが本物の良いものばかりで正統派。由緒正しいお品。で、これらを広いお部屋に配置してまして、ため息が出るほど美しい。目の保養になります。住みたいです、こんなお部屋に。
結論としましては・・・。もうお手上げでした。我が家に取り入れられるものは何もありませんでした。もうね、どの例も土台が違う。我が家とはステージが違う。「リノベーションする前から素敵だったお部屋」が「リノベーションしてもっと素敵なお部屋になりました」っていう。もちろん全部読んでの感想です。リノベーションてお金が無いと始まらないのね、それが分かった1冊でした。
リノベーションに予算があるくらいなら。
私は先にポルシェ911を買わねばなりません。
たけおさんとポルシェ911に乗って、それからお金があれば、もう1度読みたいと思います。ごめんねと本に謝りまして、そっと本を閉じました。そして節約のためにメルカリで売りました。(すぐ売れました)
北欧家具がお好きな方におすすめの本でした。
余談ながら。
この手の「ステージが違う」「次元が違う」のレべチ問題は私の人生においてよくあります。
お化粧に憧れた若い頃は雑誌の「流行りのメイク特集」ページを開き、苦労して同じ口紅やチークを買いました。ちゃんと指示どおりにメイクをする。でも、どうやってもモデルさんのようにならないと思ったら、モデルさんの肌がとてもきれいだった時に感じた「土台が違う」感。(顔立ちも違いました)
子供が喜んで報告してきたTOEIC点数に喜んだものの、後で検索したら低級レベルだったり。
お金がないことに困っているママ友の相談にのったところ、うちより全然お金持ちだったり。
ええ、慣れてますから今回も、大丈夫です。
私は私なりのリノベーションをこれからも突き進んでいこうと思います。「人生を変えるリノベーション」を読んだからといって人生が変えられるわけじゃ、ない。読んで変わるくらいなら誰だって変わってますから。要はステージは違えど今は今の私に合った模様替えを。自分を変えるべきのいちばんは、自分。ここでやめずに、自分の頭で考えることが、自分自身のリノベーションだと思うから。
心を整理すべく、引き出しを整えてから、今日は眠ります。
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