本日、朝から脳ドックを受けてきました。ちなみに47歳にして初めての脳ドック。
今回予約しましたのは地元の市立病院。朝8時20分集合、お昼12時半には帰宅というスケジュールでした。お値段なんと税込44,000円。びびります。いやー、44,000円て。本当は今朝まで受けるのやめようかと思ったほど。ほんと、キャンセルしたいくらい金銭的に大打撃です。
で、病院内で何をしていたかというと。まず問診票を記入して提出。
身長・体重測定。血圧測定。眼底検査。聴力検査。握力測定。採血。検尿。心電図にレントゲン。
そして記憶力検査のようなもの・・・。「さくら、電車、猫」という単語を与えられ、しばらく経ってからもう1度思い出して答える。かな拾いテストでは全文がひらがなで書かれた簡単な文章を読み、あいうえおの文字には〇をつける。などなど。
そして頭部のMRI撮影。
で、それらがコースになってまして。今日は私「11番」ていうカードを首からぶら下げて、脳ドック受付看護師からいろいろ言われてたわけです。
はい、11番さんはレントゲン検査ですね突き当りを右へ曲がってカウンターへカルテをお渡しくださーい、つって見送られてすたすた行くんですけど、まあ行けるよね、そのくらいは指示どおり動きますよ。何なら着いた先では にこやかに「お願いします」とか言ってカルテ渡して。レントゲンの検査を受けてまた元の場所へ戻る。・・・・・え?途中何度も迷子になってウロウロしました。行くのは行けるけど帰れない。どの階も廊下の景色、そっくりですから。迷子です。ただの迷子です。でも、言えない。
だってさっき記憶力検査で「問題なし」ってなったんですよ。がんばって。全脳を使って考えて、高得点(ふつうでした)だったのに。あ、あの頑張りが嘘になってしまう。なので迷ってないふりをしてウロウロして、施設見学しながら元の場所を目指しました。
そんな忖度の甲斐もあり、脳ドックの検査は異常なしでした。
脳の血管に異常がないかを確認したくて受けました。昨年私の妹(41歳)が脳内出血で倒れました。自宅で倒れたので家族がすぐに救急車を呼びました。原因は血管の異形でした。妹は倒れてから手術を受けるまで約1か月、半身麻痺の状態でICUに。手術後のリハビリも含めると退院まで約5か月かかりました。今は元気になりました。片足を引きずるように歩きますが、なんのその。生きていてくれた。
当時の私たちは泣き暮らしていました。血管が手術ができる状態になるまで、高熱に苦しみ身動きがとれない妹。激しい頭痛があり、ろれつがまわらず話すこともままならない妹。面会は1日に15分。 妹の主人は仕事を投げ出し、全力で妹を支えてくれました。
血管の異形に遺伝はないらしいですが、私と姉は脳ドックを受けることにしました。あの見ているだけしかできない苦しみを、もう家族にはさせたくない。そんな思いで。
誰だって、なろうと思って病気になるんじゃない。探り探り、健康づくりをしたりして。検査とか健康診断とか受けて、治療して。病気を遠ざけたとして、いつまで逃げ回っていられるだろうと思うことがある。妹は倒れるまで、私よりずっと健康的だったのだ。とても器用で優秀、スポーツなどは全般得意な子だったのだ。今日私は「異常なし」と病院で医師から聞いたけれど。結局のところ未来はわからないのだと思う。私は安心したいのかどうしたいのか、自分でもわからない。
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